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新作のおしらせ@IFFT インテリアライフスタイル living
2012.10.17 Wednesday | category:お知らせ
10月27日(水)から東京ビッグサイトで開催の国際見本市「IFFT interiorlifestyle living」で、新作チェスト「KOO(クー)」を展示します。
最終日10/19は会場周辺におります。ご来場の際は、ぜひお立ち寄りください。
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IFFT interiorlifestyle living
2012年10月17日(水)-19日(金) 10:00-18:00(最終日17:00まで)
東5ホール 01-09
旭川家具工業協同組合エリア内 (株)匠工芸
入場料 2000円
オンライン事前登録で無料でご入場できます。
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開催詳細はこちらをご覧下さい。>>>IFFT interiorlifestyle living
TENDENCE 2012/テンデンス出展のおしらせ
2012.08.23 Thursday | category:お知らせ
美しさの存在理由
2011.03.16 Wednesday | category:日々と雑感
あの悪夢のような地震と津波から五日が過ぎた。
今日も夕刊の一面で悲惨さを伝える黒枠白ぬきの巨大な見出しは、まるで葬儀の看板のようでいたたまれない。
読まずに伏せてそのままにしておく。
ささやかな平穏さも唐突に切り裂く「緊急地震速報」の傍若無人さは、新聞の見出しと同じくらい不吉に恐怖を煽る。
正直なところ自分には、電気会社や政治家に怒りをぶつける正義感も、よりよい現実的な救援方法を模索する社会性も、みんながんばれと勇気づけるポジティブさもない(口に出してはみるけれど)。
ここ数日はただぼんやりと悲しく、なすすべなく空っぽで、やるべきことはまるで手につかないでいる自分がいる。
避難所で不安の中で支援を訴える人々、暗闇の瓦礫の下で救助を待っているであろう人々、焦燥にかられ殺到する人々、絶え間なくネットにつぶやき続ける人々、声高に煽るテレビの人々、
膨大な情報と様々な感情が、否が応でも頭に流れ込んで来て飽和状態。自分の感情さえ聞こえない。
だから今日はとうとう、ラジオを止めた。世界は急に静かになった。
静かになった世界に、たまたまクリックしたアプリケーションから、突然ドビュッシーの「月の光」が流れ出した。
乾いた土に染み込んでいく水のように、音はみるみる空気を時間の流れを変えて、空間と心をうっとりと潤した。
一瞬すべての憂鬱がどこかへ消えてしまった。本当に。
生まれてから今まで、今日ほど音楽が美しく聴こえたことはない。
なぜ有史以来、一度も絶えることなく音楽が、色彩が、詩が、夢見るすべてのものが存在してきたのか。
だってそんなもの、現実には何の役にも立たないのに。
今日その答えがわかった気がする。
霞でお腹はいっぱいにならないし、葉っぱのお金では何も買えないことはわかっている。
音楽より燃料、詩よりも食料。それもわかっている。
だけど、だから、こんなときこそ「美しきもの」が存在する理由がある。
美しさと不謹慎さはコンフリクトするものではない。
これは現実逃避だろうか?
人間はアリの現実性と勤勉さだけで生きていける訳じゃない。
危機的状況にあっても、人の心を本当に慰められるものはキリギリス世界のものなのではないだろうか。
(ポランスキーの映画「戦場のピアニスト」の瓦礫のショパンは、えも言われぬほど美しい)
もし被災地の人々に何かしてあげられるなら、なにか美しいものを送ってあげたい。
音楽とか。
今日は本気でそう思った。
Claude Debussy: "Clair de lune(月の光)"
今日も夕刊の一面で悲惨さを伝える黒枠白ぬきの巨大な見出しは、まるで葬儀の看板のようでいたたまれない。
読まずに伏せてそのままにしておく。
ささやかな平穏さも唐突に切り裂く「緊急地震速報」の傍若無人さは、新聞の見出しと同じくらい不吉に恐怖を煽る。
正直なところ自分には、電気会社や政治家に怒りをぶつける正義感も、よりよい現実的な救援方法を模索する社会性も、みんながんばれと勇気づけるポジティブさもない(口に出してはみるけれど)。
ここ数日はただぼんやりと悲しく、なすすべなく空っぽで、やるべきことはまるで手につかないでいる自分がいる。
避難所で不安の中で支援を訴える人々、暗闇の瓦礫の下で救助を待っているであろう人々、焦燥にかられ殺到する人々、絶え間なくネットにつぶやき続ける人々、声高に煽るテレビの人々、
膨大な情報と様々な感情が、否が応でも頭に流れ込んで来て飽和状態。自分の感情さえ聞こえない。
だから今日はとうとう、ラジオを止めた。世界は急に静かになった。
静かになった世界に、たまたまクリックしたアプリケーションから、突然ドビュッシーの「月の光」が流れ出した。
乾いた土に染み込んでいく水のように、音はみるみる空気を時間の流れを変えて、空間と心をうっとりと潤した。
一瞬すべての憂鬱がどこかへ消えてしまった。本当に。
生まれてから今まで、今日ほど音楽が美しく聴こえたことはない。
なぜ有史以来、一度も絶えることなく音楽が、色彩が、詩が、夢見るすべてのものが存在してきたのか。
だってそんなもの、現実には何の役にも立たないのに。
今日その答えがわかった気がする。
霞でお腹はいっぱいにならないし、葉っぱのお金では何も買えないことはわかっている。
音楽より燃料、詩よりも食料。それもわかっている。
だけど、だから、こんなときこそ「美しきもの」が存在する理由がある。
美しさと不謹慎さはコンフリクトするものではない。
これは現実逃避だろうか?
人間はアリの現実性と勤勉さだけで生きていける訳じゃない。
危機的状況にあっても、人の心を本当に慰められるものはキリギリス世界のものなのではないだろうか。
(ポランスキーの映画「戦場のピアニスト」の瓦礫のショパンは、えも言われぬほど美しい)
もし被災地の人々に何かしてあげられるなら、なにか美しいものを送ってあげたい。
音楽とか。
今日は本気でそう思った。
Claude Debussy: "Clair de lune(月の光)"
「ものとことのあいだに og×STORE」札幌展
2010.05.25 Tuesday | category:お知らせ
今日から札幌で展示会をやります。
「ものとことのあいだに og×STORE」
お近くの方は、ぜひお立ち寄りください。
長らく更新のなかった当ブログですが、
久々の展示会がありますので、日報がわりにこちらに書き込もうかと思います。
かれこれ5年前に開催した展覧会では、全記録を毎日ブログで配信という、ブログ初期の当時としてはかなり珍しく、無謀なことをやっていました。
今考えると、元気あったなぁあの頃は。
さしずめ今ならツイッター?
ぼちぼち更新しますので、チェックしてみてくださいね。
(日常のつれづれは別ブログ「責任者をだせィ」で綴っております。
よろしければそちらもどうぞ。)
「ものとことのあいだに og×STORE」
お近くの方は、ぜひお立ち寄りください。
長らく更新のなかった当ブログですが、
久々の展示会がありますので、日報がわりにこちらに書き込もうかと思います。
かれこれ5年前に開催した展覧会では、全記録を毎日ブログで配信という、ブログ初期の当時としてはかなり珍しく、無謀なことをやっていました。
今考えると、元気あったなぁあの頃は。
さしずめ今ならツイッター?
ぼちぼち更新しますので、チェックしてみてくださいね。
(日常のつれづれは別ブログ「責任者をだせィ」で綴っております。
よろしければそちらもどうぞ。)
ポール・ヘニングセンに会った話
2009.05.20 Wednesday | category:日々と雑感
突然思い出したのでメモ。
今からかれこれ15年も前になるが、デンマークで2年ほど学生として暮らしていたことがある。
その時にポール・ヘニングセン(1894〜1967・略してPH)と会ったことがある。ロングセラーの照明器具「PHランプ」のデザインで有名なデンマークの文化人だ。
場所は、コペンハーゲン大学医学部のPanum Institute。解剖学の標本室。
当時、同じ学生寮に住んでいた医学部の学生が、私がデザインの勉強をしているからといって、関係者以外立ち入り禁止の部屋に連れて行ってくれた。
今からかれこれ15年も前になるが、デンマークで2年ほど学生として暮らしていたことがある。
その時にポール・ヘニングセン(1894〜1967・略してPH)と会ったことがある。ロングセラーの照明器具「PHランプ」のデザインで有名なデンマークの文化人だ。
場所は、コペンハーゲン大学医学部のPanum Institute。解剖学の標本室。
当時、同じ学生寮に住んでいた医学部の学生が、私がデザインの勉強をしているからといって、関係者以外立ち入り禁止の部屋に連れて行ってくれた。
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