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「君の椅子」のこと(その1)
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    昨年末からぼちぼちと、子ども用の椅子をデザインしています。

    北海道・東川町で昨年から行っている「君の椅子プロジェクト」のための小椅子。
    この『君の椅子」というのは、東川町内で生まれた新生児全員に椅子を贈るというもの。旭川大学のゼミから生まれたプロジェクト。
    昨年から始まって、今年は2年目。第一回目のデザインをした建築家・中村好文さんからバトンを渡されて、センエツながら今年は私が担当。
    中村さんの椅子はちっちゃくて丸っこくてずるいくらいにカワイイッ!というデザイン。その後任ということで、一体どういう方向でやっていこうか色々悩みつつ。

    いくつかを実物の模型で検討したののち、「やっぱり私のキャラ的にはカワイくない路線だろう」(?)ということで、そーとー悩んだあげく、やっぱりシンプルで実用的なデザインに決定。(優柔不断・没案多数)

    製作は、東川町在住の木工作家・宮地鎮雄さん。
    宮地さんねー、ほんといい方なんですよ。技術的にも素晴らしい。
    本来はご自身のデザインした家具(特に椅子)を、ご自身の工房で1人で作っています。そこへラブコールを送って、今回は製作として一緒に作ってくれるようお願いしました。

    日頃、色々な方のお世話になってかたちや製品を作っていただいている私ですが、こうしっかりと職人さん(職人さんって呼んでいいのかな?作家さん?)とタッグを組んでものづくり、というパターンは憧れつつも案外少なく。

    今回はその願ってもないチャンス!ということで、楽しみでもあり緊張もし。
    へっぽこ図面とへっぽこ原寸模型を携えて、宮地さんの工房へ。
    かなりへっぽこな説明にもかかわらず熱心に聞いてくれて、上手くおさまらないで苦労しているディテイルについても示唆にとんだ助言をいただきました。

    そうそう、これよ!こういうやり取りをしたかったのよ!と、打ち合わせは世間話とともに盛り上がり。

    話題が「どういう見え方に着地したいのか」という段になり、宮地さんが資料として本棚から出してきた本にびっくり。
    よりによって、その本は丁度私がその日、資料として札幌からもって行った本と同じものだったのです。しかも、その本というのが私がデンマークで15年くらい前に買った本。宮地さんも昔、旅先のコペンハーゲンで買ったそう。

    なんだかすごい偶然!というより当然!と思えるくらい意気投合して、お互いの共通認識を確かめあったのでした。

    次回は宮地さんの作ってくれる叩き台プロトタイプを基に、かたちや細部をチェックする作業の予定。
    楽しみになってきた〜!というわけで、つづく。

    | chiori66 | 02:32 | comments(5) | - | - | - |
    Comment
    ステキです!!!
    子供の椅子って何か凝縮された言葉に出来ないチカラを感じます。

    実は、学生時分に子供椅子の製作をしました。
    幼稚園に取材に行き、子供たちと触れ合って・・・しかし、力量不足の研究の結果は提出期限に追われ形を追っただけのものとなりました(涙)。
    でも、「ボク、幼稚園にこんな椅子ほしいな」といわれた時の嬉しさ反面、情けなくて悔しい気持ちは忘れられません。

    現在は、物づくりに直接関わる仕事ではありませんが、子供も、それを導く大人も「使うモノ」の先に「作る人」がいる事をもっと知ってほしいなと思います。
    私も、自分の身の周りの子供に物づくりの楽しさを日々伝えて行けたらな・・・と考えています。
    Posted by: ote |at: 2007/04/12 10:04 AM
    oteさん、コメントありがとうございます。

    子供の椅子はずるいんですよ!どんなにへんちくりんな椅子でも、子供イスのサイズになると、もう愛くるしくて魅力的なんです。
    それだけ、凝縮されたなにかのチカラが本当にあるのかもしれませんね。
    イスだけでも、それを通して子供のいる風景が見えるからなのか…。
    とにかく子供モノは、やっていても楽しいです。

    「こんな椅子ほしいな」は作り手冥利に尽きますねぇ。(涙)モノです。
    そしてそういう思いでできたものが実際に使われると、世の中の環境がとてもよくなる気がします(愛にあふれて!)

    今の子供は、学校でも物を作るチャンスが減っていると聞きます。残念。
    クリエイティブな楽しさって、本当は世の中すべてのことと繋がってるんですけどね。

    Posted by: chiori-ito |at: 2007/04/16 12:43 AM
    磯田さんの名前をみて、あの人は素晴らしい
    面白い発想だね
    熊の縫いぐるみを新郎新婦の産まれた
    時の体重にあわせて進呈する手法と
    いい・・・少子化高齢化に向けて
    家具業界のアイデアに感心します
    Posted by: 横田 |at: 2007/05/01 2:53 PM
    Posted by: somaseeds |at: 2007/06/21 6:45 PM
    横田さん、レスがちゃんとアップされてなかったようで、すいません〜!遅くなっちゃいました。

    そうなんです。面白い発想ですよね。
    今回は、微力ながらお手伝いという感じですが、イソダさん始め、プロジェクトの皆さんの熱意には脱帽です!
    Posted by: chiori-ito |at: 2007/06/24 6:55 PM








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